簿記3級の試験日まであと1週間を切ってくると、そろそろ焦ってくる人も多いと思います。勉強をこれから始める人から、しっかりやってきて最後は要点だけチェックしたいという人まで人それぞれ。
簿記3級の試験前におこなう直前チェックってどうすればいいのでしょうか?
直前チェックは今まで勉強してきた人だけ有効
勉強を全くしてこなかった人が、直前に焦ってせめて要点だけでも抑えようとして、直前チェックを調べる人もいると思います。ですが、直前チェックはそれまでしっかり勉強をしてきた人が、抜けているところや漏れている論点を再確認して、間違えを最小限にする作業になりますので、そもそも抜け漏れ以前に、勉強してこなかったのでよくわからないという人には、あまり効果を期待できません。
もし今まで勉強してこなかった人は、最後の悪あがきとして、予想問題を何度も解いて、パターンを覚えるのがいいと思います。それは直前チェックとは程遠いかもしれませんが、他の人と同じことをしていても、おそらく合格レベルに達することはできないと思います。
とはいえ苦手項目は人それぞれ
では、しっかり勉強をしてきた人はどのような直前チェックができるのでしょうか?直前チェック用のチェックシートとかあるのでしょうか?おそらく、苦手としている項目は似たりよったりはあるかもしれませんが、人それぞれだと思います。つまり誰にでも使える万能な直前チェックは無いと思われます。
間違えを総合問題の解答に記入しておく
まず、予想問題を解いていくときに、間違えた日付と箇所を解答解説に記入しておきます。
答えがあっているところは、とりあえずそのままでいいと思いますので、そうすると、解答解説には間違えた箇所が記入されてますので、予想問題を何回か解いていく間に、前回間違えたけど今回は正解になった箇所とか、前回も今回も間違えた箇所とか、自分の苦手としている傾向が見えてきます。
よく、間違えた箇所をテキストに記入する人もいますが、それよりは、解答解説に記入しておく事によって、問題を解いていくうちにその記入を確認しますので、都度テキストに戻る手間が省けます。
間違えたところを振り返って直前チェック
その予想問題集の解答解説を一通り眺める事によって、間違えたところと間違えた傾向があらわになりますので、ちょっと時間がある時に少し見るだけで「直前チェック」となります。しかも、自分専用の直前チェックができますので、非常に効率的です。
たくさん間違えたと思っていても、それ以外の部分は正解を導き出せているので、間違えたところの確認をすることによって、完璧に近づいていきます。
まとめ
この直前チェックの考え方は、一通り学習が終わって予想問題集に入る時に行う必要があります。つまり、試験の直前にこのサイトにたどり着いて、直前チェックの方法を知ると間に合わなくなってしまいます。
ですが、もし1週間残っていて予想問題を5回解答することができるのであれば、その時からでも遅くはありませんので、解答解説に記入をしてみてください。そして、それを眺めるだけでお不得意な項目がわかりますので、どこを間違えたのかを確認するだけでも違いが出ると思います。