簿記は必要なくなる?簿記の仕事は少なくなっても、簿記の知識は社会人にとって必要不可欠である理由とは

簿記 必要なくなる

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簿記3級合格部 | 簿記は必要なくなる?簿記の仕事は少なくなっても、簿記の知識は社会人にとって必要不可欠である理由とは

AIで、簿記は必要なくなるから、簿記検定を受けても意味がない

簿記3級合格部 | 簿記は必要なくなる?簿記の仕事は少なくなっても、簿記の知識は社会人にとって必要不可欠である理由とは

簿記検定で合格するために、頑張って勉強しても、将来役に立たなくなるのでは。

AIで、人の仕事が置き換わるといわれ始めて久しいですが、それにより、簿記や会計の知識も必要なくなり、簿記検定に合格しても意味がないという人がいます。

目次

簿記検定は必要なくなる?

10年後無くなる職業といった、将来予想のランキングの上位で「税理士」が出てきます。簿記会計の上位資格である税理士が、なくなる職業というのはどういうことでしょうか?

AIにとって代わってしまうのではないかということで、ランクインされていると思います。また、IT大国であるエストニアでは、電子政府をはじめ多くの行政手続きのIT化が進み、それに伴って税務申告も簡素化が行われ、個人向けの税理士は「絶滅した」とも言われています。

日本はどうでしょうか?

そもそも、AIで何が解決されるかというと、領収書等から勘定科目を割り出して、自動的に処理されるということが大きいのではと思います。具体的には、電子化された領収書を分析し、それが交際費なのか、通信費なのか、燃料費なのかといった判断を自動化し、経理手続きを簡略化することが出来ます。

簿記の知識が必要であり続ける理由

AIが台頭してきても、簿記の知識が必要であり続ける理由を3つ挙げていきます。

1. 意思決定の基礎

簿記の知識は、企業の財務状況を正確に把握し、経営判断を行うための基礎となります。AIがデータを分析する際にも、簿記の基本的な理解がなければ、結果を正しく解釈し、適切な意思決定を行うことが難しくなります。そもそも、簿記や会計の知識は、経理の仕事をする人だけではなく社会人必須のスキルとなります。意思決定を行う上でも、その基礎となる簿記や会計の知識がないと、正しく利益が出る判断をできるとは言えません。

2. 法的・規制の遵守

企業は法的および規制上の要件を満たすために、正確な財務報告を行う必要があります。簿記の知識があれば、これらの要件を理解し、適切に対応することができます。AIが自動化を支援する場合でも、基本的な簿記の知識がなければ、法的なリスクを回避することが難しくなります。世の中はコンプライアンスを重視する経営を求められますが、対税務についてはまだまだ小手先のテクニックでかわそうとしてしまいますが、税法についてもしっかり理解し守っていくためには、その基礎となる簿記に知識は必須となります。

3. 人間の監督と判断

AIは多くの業務を自動化できますが、最終的な監督と判断は人間が行う必要があります。簿記の知識があれば、AIが生成したデータや報告書を正確に評価し、必要な修正や判断を行うことができます。これにより、AIの活用がより効果的になります。AIは完ぺきではありませんので、経理を理解している人がマネジメントすることによって、経理業務をスムーズに行うことができます。

これらの理由から、簿記の知識は将来にわたっても重要であり続けるでしょう。

経理の仕事は軽減されていく

Concurによって、経理の業務は軽減化ができ、その業務を他に充当することが出来ます。そういうことで経理の業務が軽減化することが出来ます。

ですが、その請求書や領収書が交際費になるか、通信運搬費になるかといった判別は、簿記の知識はあまり必要なく、その領収書を読み取ってパソコンのアプリケーションに入力するといった手間がなくなるといったことだと思います。つまり、経理の業務は軽減していく可能性は高いですが、簿記そのものがなくなったり、会計の知識が必要なくなるということではありません。

勘定科目を選ぶことだけが、経理の目的じゃないですよね。

経理の仕事は経営の「戦略策定」に?

いままでは、与えられた情報をアプリケーションに入力するというのが経理の仕事だったかもしれませんが、送られてくるデータを自動的に処理するということで、経理としての手間は限りなく軽減できることが期待できます。

とはいえ、経理のスキルが必要無くなるということはなく、仕事が変わってくることが考えられます。つまり、経理の仕事は限りなく経営に近づくことが考えられます。経営者に対して、正しい情報を伝えて、経営の判断をする。つまり、経理は正しい財務情報を伝えるために、分析力等も必要になります。

簿記の仕事がなくなっても、簿記の知識は仕事に必要です!

特に、思考力や想像力が伴う業務はAIでは対応が難しいため、そこは人間の業務用域となってきます。それにより、事業の方向性などを思考し想像したうえで、将来を考えていく戦略策定や分析などの業務は、いくらAIが発達してもそこは人間の領域と言われています。

その分析をするためには、やはり簿記のスキルが必要で、結果として簿記検定を合格している人が重宝されることには変わりありません。

まとめ・簿記検定の将来性

「簿記検定なんて受けても、今後必要が無くなる資格だ。」と、勉強をやらない理由のために一生懸命考えている人もいるかもしれませんが、経理の事務手続きは簡略さられていくとはいえ、将来を考えても経営戦略としての簿記はなくならず、簿記のスキルは引き続き必要であるといえます。

経理の仕事は少なくなったとしても、簿記の知識は経営に直結するので、引き続き必要なスキルとなります。

簿記検定に向けて、勉強を頑張っているにもかかわらず、点数が伸びなくてへこんでしまい、「今後はAIによって経理が出来るから、簿記検定なんて受けても意味がない」と、試験を受けない理由を探している人もいると思います。ですが、一歩引いて考えて、経営の側面からの簿記のスキルが活躍することを考えていただいて、単なるお金の処理という側面ではなく、経理を通じて経営を支えるといった重要なスキルになってくると思われます。そうなると、簿記はしっかり勉強する必ようがあり、勉強の意義が高まることが今後期待されます。

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