受験生の時に使っていた「暗記カード」って、簿記3級でも使ったほうがいいのでしょうか?
簿記3級を勉強する際に、よく受験で使っていた「暗記カード」。この暗記カードは、簿記を勉強するうえで必要なのでしょうか?
簿記3級で暗記カードを作るとすると、次のようなものが考えられます
- 基本的な仕訳
- 勘定科目
- 貸借対照表の構成
- 損益計算書の構成
- 主要な会計用語
このような、暗記カードは必要なのでしょうか?
暗記カードの用途と簿記3級での要不要
そもそも、受験生が使う暗記カードの役目としては以下のようなことがあります。それに簿記3級で使えるかどうかを解説していきます。
効率的な記憶
暗記カードは、短い情報を繰り返し確認することで、効率的に記憶を定着させるのに役立ちます。特に、重要なポイントや用語を覚える際に効果的です。
ですが、例えば、「売掛金」という勘定科目を覚えたとしても、売掛金という言葉は問題に記載がありますし、ネット試験の場合だとマウスで選択することになります。そうなると、「売掛金ってなに?」が解っていればいいので、それは暗記ではなく「理解」になるのではと思います。
自己テスト
暗記カードを使って、自分自身をテストすることができます。表面に質問や用語を、裏面に答えや定義を書いておくことで、学習内容を確認しながら進めることができます。
ただし、勘定科目の場合には特に難易度の高ものはありませんので、それほど暗記に苦労する人はいないと思います。
隙間時間の活用
暗記カードは持ち運びが簡単なので、通勤・通学の途中やちょっとした休憩時間など、隙間時間を有効に活用して勉強することができます。
どちらかというと、隙間時間がある場合には、仕訳問題を解いていくのがいいと思います。最近では、スマホアプリで簿記3級の仕訳問題がありますので、活用できると思います。例えば、こういうものとか
それでも、暗記カードをつくるのであれば
以上のように、暗記カードは基本的に必要ありません。もし作るとなると、次の画像データを使うのがいいと思います。
簿記は、最初何をやっているかわからず、問題を解いて間違えた理由もわからず、点数が伸びない時期があります。基本的に、バーチャル会社の経営で、
もっと言えば、お金→商品仕入れ→商品売却→お金を繰り返し、この繰り返しの中でそれぞれ必要な、費用が出てくるといったことになります。そうすると、簿記の全体像を理解しつつ、それぞれの科目の位置関係を理解し、どうやってお金を稼いでいくのかを考えながら、それを仕訳に落とし込んでいくということが、最初の理解になると思います。
まとめ
簿記3級では、暗記カードは不要ですが初めて学習する人は、上記の画像データを印刷して、勉強をしながらたまに見かえすのがいいと思います。
また簿記3級は、隙間時間をうまく使うことによって、早期合格も可能です。また、無料の通信講座もありますので、是非一度お試しいただければと思います。