就活などで、履歴書(エントリーシート)の免許・資格の欄が書くものがなく空白だと、それだけで焦りますよね。特に新卒の場合だと「大学で何も勉強をしなかった」風に見えて、まずいのではと思う人が多いと思います。
ですが、これから受験する人であっても、
簿記3級ぐらいだったら、履歴書に書かないほうが良いんじゃないかな?
受験するかどうか迷っているけど、合格しても履歴書に書けないんだったら・・・。
難関資格ではないし、仕事に必須ではない。ましてや、経理採用じゃないとか、いろんなことを巡らせて、合格しても書かない人もいるかと思います。
でも、結論をまずはお伝えしたいと思います。
まず、採用担当の目線で考えていきたいと思います。
簿記3級を履歴書で書いたほうがいい理由5つ
資格の証明
簿記3級は、基本的な会計知識を持っていることを証明する資格です。これを履歴書に記載することで、応募者のスキルセットを明確に示すことができます。記載しないことは、持っていないことになりますので、どんな資格でも書くべきです。
業務の適応力
経理や財務に関連する業務において、簿記3級の知識は非常に役立ちます。履歴書に記載することで、これらの業務に対する適応力をアピールできます。記載していない場合には、適応力があるのかないのかわからないので、就職でのプラスポイントを稼げません。
求人でのアピールポイント
多くの求人では、簿記の知識が求められることがあります。簿記3級を持っていることを履歴書に記載することで、他の応募者との差別化を図ることができます。誰でも取れると言われていますが、誰しもが持っているわけではありません。
キャリアアップの基礎
簿記3級は、さらに上級の簿記資格(簿記2級や1級)を目指すための基礎となります。これを履歴書に記載することで、将来的なキャリアアップの意欲を示すことができます。会社は学習や仕事に対する意欲がある人を求めますので、プラスに作用します。
信頼性の向上
資格を持っていることは、応募者の信頼性を高める要素となります。簿記3級を履歴書に記載することで、企業に対して信頼性の高い人材であることをアピールできます。社会人は仕事をしていくうえで信頼が大事です。面接の短い時間と履歴書だけで、信頼できる人なのかを判断します。その面からも、履歴書には必ず記載し置いたほうが良いでしょう。
簿記3級の履歴書での見え方
たとえば、貴方が企業で採用担当の業務をしていたとします。それで、営業職を採用しようとし、2人の受験生がいて、レベル的にはほぼ互角で甲乙つけがたいとします。それで、そのうち1人の履歴書を再度見直すと「簿記3級」と記載があります。
その時に、あなたは簿記を持っていない人を採用するか、簿記を持っている人を採用するかどっちでしょうか?
おそらく、簿記3級を持っている人を採用しますよね。
実はこれってよくある話です。2人まで絞り込んで最後どうやって決めるかというと、持っている資格などで決定することあります。
つまり、甲乙つけがたい2人が残っている場合には、履歴書を見比べて決定することが多いです。つまり、持っている資格などで決定されることがあります
営業職でも、単に自社の製品のメリットをアピールするだけではなしに、例えば経理のコストが下がるとか、お金にまつわる話をさせたいときには、簿記3級に受かっていて、少なくとも簿記の基礎知識を理解している人のほうが、営業として多面的に見る場面で活躍することが期待できます。
そうすると、簿記3級を履歴書に書かなかったために、実は不採用になっていたということは、あり得ます。ただし、それは会社の採用担当者のみぞ知ることですが、当落ラインで多くの人がひしめき合っている中で、1ミリでも前に出るために、簿記3級は必ず書いておいた方がいいです。
簿記3級の資格は、経理よりも別の職種の方がいい
また、ちょっと違う美容院の業界で、貴方は採用担当をしていたとします。その中で、美容師として働きたいという人の履歴書をみたら、「簿記3級」と記載があったとします。そうすると、採用担当の人は、お金や数字に強いのでは。将来は、店長などのマネジメントを任すことが可能では?と思うのではないでしょうか。
企業は、単に作業を間違いなくこなす人よりは、将来人員やお金をマネジメントして、幹部として活躍してくれる人を採用したいと思います。それは、大きい企業も小さい企業も同様だと思います。
その際に、業界として全く違うジャンルだった中で、意外性を突く資格は大きな武器になります。
簿記3級で経理採用の場合
経理採用で、中企業以上の場合には、「簿記2級程度」といった足切りが儲けられている場合もあります。そういう場合には、簿記3級と書いてしまうと、落ちる原因になったり、そもそも書類選考で落ちる場合もあると思います。
その場合には、簿記2級を勉強ているのかどうか、またその場合に、どの程度まで勉強が進んでいるのかが問題になりますので、3級を引っさげて突っ込む場合には、その理論武装は必要になりますよね。
全商簿記3級・全経簿記3級の場合は?
全商・全経簿記3級をエントリーシートや履歴書に書くかどうかは、応募する企業や職種によります。以下のポイントを考慮して判断すると良いでしょう:
応募先の業界や職種
経理や会計に関連する職種や企業に応募する場合、全商簿記3級の資格はアピールポイントになります。基礎的な会計知識を持っていることを示すことができます。
他の資格や経験
他にアピールできる資格や経験がある場合、全商簿記3級を記載するかどうかを検討する必要があります。例えば、より上位の資格や実務経験がある場合、それを優先して記載することが望ましいです。つまり、日商簿記3級以上などを持っているようでしたら、あえて書く必要はありません。
応募先の求めるスキル
応募先が求めるスキルや資格に全商簿記3級が含まれている場合は、積極的に記載しましょう。逆に、全く関連性がない場合は、他のアピールポイントにスペースを割く方が良いかもしれません。
迷ったら「書く」
資格は、それを持っていることでマイナスに動くことはありません。書くか書かないかを迷ってるようだったら、迷う時間ももったいないので書きましょう。
まとめ
ということで、簿記3級でも負い目を感じる事なく、履歴書には自身を持って記載していただいて、できれば経理担当を探している人よりは、全く違う職務の方がギャップ萌えじゃないですが、よく見えることがあります。
ということで、躊躇なく簿記3級は履歴書に書きましょう!また、これから受験の人は、頑張ってください。
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でも、簿記がそもそもどういうものかわからない人は、こちらをご覧ください。