簿記3級で試験時間が足りない?試験時間10分を捻出する勉強方法と、効率的に問題を解く順番とは

簿記3級 試験時間 足りない

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簿記3級の勉強が進んでいくと、気になってくるのが試験問題ですよね。試験問題を解いてみると、予想しないことが起こります。それは「時間が足りない」です。

確実性は理解できますが、スピードまで要求されて、更に時間がなくて10分オーバーとかになってしまうと、このまま試験を受けても大丈夫か?となり、ある程度試験勉強が進んでいるにも関わらず、直前で試験を辞退する人がいる中には、試験時間が足らないので受かる気がしない人も含まれているのではと思います。

実際に時間が足りないというのはどういうことなのか、その対策のために、どのように問題を解いていけばいいのかをご紹介いたします。

目次

試験時間が足りない理由

まずは試験時間が足りない理由になります。

練習不足・慣れていない

練習不足となると、なんだか「頑張りが足りない」と否定されているようで、あまりいい言葉ではないと思いますが、逆に考えると練習を積み重ねるということによって、確実に問題を解くスピードは早くなってきます。また、慣れていない・不慣れということもあり、問題を読んだだけで、何を問われているのか、どのように解答すれば良いのかがすぐに理解できないことも、試験時間が足りない原因となります。

内容を理解していない

これも、練習不足に繋がっているのかもしれませんが、例えば減価償却の金額を算出することとか、必要な情報を集めて電卓をたたけば、答えがすぐに出るという人もいれば、問題をじっくり読んで内容を把握し、一つ一つ確かめながら処理をしないと、減価償却が出ないという人もいます。この2人の違いは、しっかり内容を理解しているか否かの違いだと思います。しっかり内容を理解していると、必要な情報はすぐに見つけられますが、理解が進んでいないと、じっくり読み込まないとわかりません。

慎重になりすぎ

問題を解くのに、これで大丈夫かどうかを一つ一つ慎重に確認してしまうと、それによって、時間内に最後まで終わらないことになります。慎重になることは、自信がないためでどのように自信をつけるのかがポイントになります。

つまり

3つ上げてみましたが、大きな原因としては練習不足につながると思います。内容を理解していないことも、慎重になっていることも、問題を解く量がすくない、つまり練習不足によって生じているのではと思います。

試験時間不足を補うための勉強

予想問題集で60分の試験時間を測らない

試験時間不足を解消するために、問題を解くスピードをあげようとする人がいます。

そのために、予想問題を試験時間を測って解くスピードをあげようとする人がいます。一見、スピードを上げるための時間計測だったら、必要なのではと思いがちです。ですが、まだ習熟度が上がっていない状態で、時間を測って問題を解く練習をし始めると、「荒く解くクセ」が付いてしまいます。それで、うっかりミスが増えてしまいます。

うっかりミスって、実はうっかりミスじゃないことも多く、大事なところを理解していない・または理解をしきれていないために、ミスになることが多く、放置していると同じミスを多発することもあります。

まずは、60分の試験時間を測らずに、自然に解いていってどのくらい時間がかかるのかを把握しておくことは必要ですが、それ以上にスピードを上げて雑に解くことまではしないほうが良いです。

間違えたところはテキスト

間違えたところや、問題文で悩んでしまったところは、しっかりテキストに戻って復習しましょう。

最初におこなったテキスト学習よりは、間違えたところのテキスト戻り学習が大事で、間違えることによって、理解できることもたくさんあります。最初のテキストを読んだことより、間違いを直したときのほうが得ることが多いため、しっかりテキストを確認して、間違えた要素を書き込んだりしたほうが良いと思います。

しっかりテキストに戻って学習することが大事だと思います。

問題をどんどん解く

最初に練習不足という説明をさせていただきましたが、練習不足にならないためには、問題をたくさん解くことが大事です。

特に、基礎的な仕訳問題は、多く解くことをオススメします。仕訳問題は、簿記の基本であって全てだと思いますので、仕訳がしっかり出来ていると、部分点でも点数が伸びていきます。逆に、仕訳をおろそかにしてしまうと、点数が伸びません。

仕訳がしっかり解けるようになるためには、仕訳問題の量を増やすことが一番です。シンプルなやり方ですが、コレが一番効果的だと行っていいと思います。

試験時間不足を補うための試験対策

時間不足のまま、本番当日を迎えてしまったというときはどうすればいいでしょうか?その時は一か八かということで、次の方法がありますが、これは時間不足を試験前日までに解消できない場合に行う方法になりますので、まずは、時間をかけてしっかり理解を進めていくことをオススメします。

それで、最初からコレに頼らない事がいいと思います。

問題を解く順番

問題を解く順番として第1問仕訳問題→第3問総勘定元帳等→第2問補助簿などの作成ということが良いと思います。第3問の総勘定元帳などの問題でも、部分点が取れるところが数多くありますので、最終的な利益の金額を合わせる自信がないとしても、しっかり仕訳を一つ一つ解いていって、解答に記載していく事が大事です。

解らないことは飛ばしまくる

簿記は70%取れれば合格になります。つまり、全くわからないことが、10%ぐらいあっても、残りをしっかり落とさないようにすれば、合格ラインを超えることが出来ます。

ここで、1問がどうしてもわからなくて、止まってしまって結果として終わらないということもあると思います。進んでいけば取れる点数も、解答用紙に記載がなかったために、落とすこともあります。そうすると、確実に取れる問題を確実に取っていくことで、合格できる点数にすることが出来る場合もあります。

まずは、確実に取れる問題を解いていって、残った時間で自信がないものを解くということが試験対策としては良いと思います。

まとめ

繰り返しになると思いますが、問題は1回解いておしまいというよりは、2回3回解いて、やっと身につく場合が多いと思います。間違えて点数が伸びなかったり、時間が足らなかったりしても、それは問題不足にすぎませんので、諦めないで問題をどんどん解いていくことによって、確実に知識がついて解答のスピードがあがっていきます。

時間が足りないと言われると、途方も無いと感じてしまう人もいますが、実はそれほど難しくありません。伸びしろはたくさんあると思いながら、問題を解いていくことが、確実に合格に近づいていく方法だと思います。また、予想問題集はこちらの方でご紹介していますので、ぜひご覧ください。

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この記事を書いた人

アラフィフで非経理のサラリーマンです。
私は高校の時に簿記を勉強してた時に、「簿記って面白い」と感じて、専門学校に進学し、簿記1級を合格。卒業後は一般企業に就職しますが、税理士の資格を最終的にとることができました。

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