簿記3級難しすぎ!簿記3級の難易度はイメージと実際と違います。

簿記3級 難しすぎ

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簿記3級って、簡単だと思っていたんだけど意外と難易度が高い

簿記3級を受験するか決めるとき、どうしても気になるのは「簡単に合格できるのかどうか」ですよね。正直なところ、できる限り短い勉強時間で「サクッと合格」ができればいいなって思う方も多いと思います。

とはいえ、最近の簿記3級は極端に合格率が下がっているということで、「難しすぎる」「難易度が高すぎる」ということがSNSなどのネット界隈で騒がれています。

難しすぎると感じる理由は、何でしょうか?

日商簿記3級が難しすぎると感じる方は多いようです。その理由としては、以下のようなものがあります。

目次

簿記3級が難しすぎる理由①出題範囲が変更になることが多いため

日商簿記3級の出題範囲が変更になる理由は、主に以下の2つです。

現代のビジネススタイルの変化に対応するため

簿記が現代のビジネススタイルの変化に対応するためには、簿記の問題が、実際の企業活動や会計実務を織り込んだ実践的な出題内容にする必要があります。そのため、出題範囲の前提となる企業形態を「小規模の個人企業」から「小規模な株式会社」に変更しています。また、新しい会計基準である「収益認識に関する会計基準」を反映させることも必要となりました。このように、ビジネススタイルの変化に応じて、会計基準が変わり、さらに簿記3級として求められる知識も変化していきます。

簿記の学習者のニーズに応えるため

簿記の学習者のニーズに応えるためには、出題範囲の広さや難易度を適切に調整する必要があります。つまり、難しすぎても簡単すぎても、だめになります。そのため、出題範囲が広がった分、実際の実務に即していない内容や重複する内容を削除したり、2級などの上級の出題範囲に移動したりしています。

これが、日商簿記3級の出題範囲が変更になる理由です。出題範囲の変更により、簿記3級はより実務に近く、学習しやすい試験になっています。

簿記3級が難しすぎる理由②理解と計算が必要なため

日商簿記3級の試験では、暗記だけではなく、理解や計算も必要です。 そのため、効率的に点数を上げるためには、以下のような勉強法がおすすめです。

  • テキストを読むときは、用語や仕組みを理解することを重視し、例題や図表を参考にしながら読み進める
  • 問題集を解くときは、選択式だけでなく、記述式や計算式の問題にも挑戦し、間違えたところはテキストを使って復習する
  • 過去問や予想問題を解くときは、制限時間を守って本番を想定し、解答の見直しや時間配分にも注意する
  • 計算機を使うときは、使い慣れたものを使い、転記ミスや電卓ミスを防ぐ

これらの勉強法を繰り返すことで、簿記3級の知識を定着させるとともに、正確に解答するスキルを身につけることができます。

簿記3級が難しすぎる理由③記述式や計算式の問題も多く出題されるため

日商簿記3級の試験では、記述式や計算式の問題も出題されます。これらの問題は、簿記の知識だけでなく、解答の書き方や計算のスキルも必要となります。正確に解答するコツとしては、以下のようなものがあります。

問題文をよく読む

問題文には、解答に必要な情報やヒントが含まれています。問題文を読み飛ばしたり、勘違いしたりしないように注意しましょう。また、問題文に書かれた条件や指示に従って解答することも大切です。

下書きをする

計算や仕訳などの下書きをすることで、解答の手順や答えを確認することができます。下書きは、計算用紙や問題用紙の余白に書くことができます。下書きは、解答の根拠としても有効です。

解答の書き方に気をつける

解答は、明瞭かつ正確に書く必要があります。仕訳の場合は、勘定科目名や金額をはっきりと書き、借方と貸方を区別しましょう。計算式の場合は、計算の過程や答えをはっきりと書き、単位や小数点を忘れないようにしましょう。

見直しをする

解答が終わったら、時間があれば見直しをしましょう。見直しをすることで、解答のミスや漏れを発見することができます。見直しの際は、問題文と解答を照らし合わせて、解答が正しいかどうかを確認しましょう。

これらのコツを実践することで、記述式や計算式の問題に対して、正確に解答することができます。 簿記3級の試験は、簿記の基礎を問う試験です。簿記の知識を身につけることで、経理の仕事に役立つだけでなく、会計の世界に興味を持つきっかけにもなります。

簿記3級が難しすぎる理由④試験時間が短く問題数が多いため

日商簿記3級の試験では、ネット試験の場合、試験時間が60分で問題数が3問です。この短い時間で高得点を取るためには、以下のような点に注意して問題を解いていくと良いでしょう

問題の順番を工夫する

一般的には、第1問(仕訳問題)→第3問(総合問題)→第2問(補助簿問題)の順番で解くと効率的です。2 これは、第3問が最も配点が高く、出題パターンが安定しているからです。第2問は変則的な問題が出る可能性が高いので、最後に回すと良いでしょう。

時間配分を意識する

各問題に対して、適切な時間を割り振ることが重要です。2 一つの目安としては、第1問に15分、第3問に25分、第2問に15分、残りの5分で見直しや飛ばした問題に挑戦するという方法があります。もし、制限時間を超えそうになったら、いったん見切って次の問題に進むことも大切です。

迷う時間を減らす

問題を解いているときに、一番時間を消費するのは迷っているときです。2 迷う時間を減らすためには、事前にしっかりと勉強して知識を定着させることが必要です。また、問題文をよく読んで、必要な情報を抜き出すことも大切です。選択問題の場合は、明らかに間違っている選択肢を除外することで、正解の確率を高めることができます。

簿記3級に合格するための対策

これらの理由から、簿記3級は難しい資格と言えますが、対策をすることで合格に近づくことができます。対策としては、以下のようなものがあります。

  • 学習スケジュールを立てて、目標となる試験日までに必要な学習時間を確保する
  • 目的意識を持って学習することで、モチベーションを保つ
  • 専門用語を先に覚えて、簿記の世界に慣れる
  • 質の良い教材を選んで、何度も繰り返し学習する
  • 過去問を解いて、出題傾向や自分の弱点を把握する
  • 試験当日は、使い慣れた電卓を持ち込み、時間配分や解答の見直しをする

まとめ

簿記3級は難しい資格ですが、それだけに取得したときの価値や達成感は大きいです。簿記3級を取得することで、経理の基礎知識を身につけることができます。また、就職や転職にも有利になることがあります。

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この記事を書いた人

アラフィフで非経理のサラリーマンです。
私は高校の時に簿記を勉強してた時に、「簿記って面白い」と感じて、専門学校に進学し、簿記1級を合格。卒業後は一般企業に就職しますが、税理士の資格を最終的にとることができました。

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