就活などで、履歴書(エントリーシート)の免許・資格の欄が書くものがなく空白だと、それだけで焦りますよね。特に新卒の場合だと「大学で何も勉強をしなかった」風に見えて、まずいのではと思う人が多いと思います。
ですが、これから受験する人であっても、
簿記3級ぐらいだったら、履歴書に書かないほうが良いんじゃないかな?
受験するかどうか迷っているけど、合格しても履歴書に書けないんだったら・・・。
難関資格ではないし、仕事に必須ではない。ましてや、経理採用じゃないとか、いろんなことを巡らせて、合格しても書かない人もいるかと思います。
でも、結論をまずはお伝えしたいと思います。
まず、採用担当の目線で考えていきたいと思います。
簿記3級の履歴書での見え方
たとえば、貴方が企業で採用担当の業務をしていたとします。それで、営業職を採用しようとし、2人の受験生がいて、レベル的にはほぼ互角で甲乙つけがたいとします。それで、そのうち1人の履歴書を再度見直すと「簿記3級」と記載があります。
その時に、あなたは簿記を持っていない人を採用するか、簿記を持っている人を採用するかどっちでしょうか?
おそらく、簿記3級を持っている人を採用しますよね。
実はこれってよくある話です。2人まで絞り込んで最後どうやって決めるかというと、持っている資格などで決定することあります。
つまり、甲乙つけがたい2人が残っている場合には、履歴書を見比べて決定することが多いです。つまり、持っている資格などで決定されることがあります
営業職でも、単に自社の製品のメリットをアピールするだけではなしに、例えば経理のコストが下がるとか、お金にまつわる話をさせたいときには、簿記3級に受かっていて、少なくとも簿記の基礎知識を理解している人のほうが、営業として多面的に見る場面で活躍することが期待できます。
そうすると、簿記3級を履歴書に書かなかったために、実は不採用になっていたということは、あり得ます。ただし、それは会社の採用担当者のみぞ知ることですが、当落ラインで多くの人がひしめき合っている中で、1ミリでも前に出るために、簿記3級は必ず書いておいた方がいいです。
簿記3級の資格は、経理よりも別の職種の方がいい
また、ちょっと違う美容院の業界で、貴方は採用担当をしていたとします。その中で、美容師として働きたいという人の履歴書をみたら、「簿記3級」と記載があったとします。そうすると、採用担当の人は、お金や数字に強いのでは。将来は、店長などのマネジメントを任すことが可能では?と思うのではないでしょうか。
企業は、単に作業を間違いなくこなす人よりは、将来人員やお金をマネジメントして、幹部として活躍してくれる人を採用したいと思います。それは、大きい企業も小さい企業も同様だと思います。
その際に、業界として全く違うジャンルだった中で、意外性を突く資格は大きな武器になります。
簿記3級で経理採用の場合
経理採用で、中企業以上の場合には、「簿記2級程度」といった足切りが儲けられている場合もあります。そういう場合には、簿記3級と書いてしまうと、落ちる原因になったり、そもそも書類選考で落ちる場合もあると思います。
その場合には、簿記2級を勉強ているのかどうか、またその場合に、どの程度まで勉強が進んでいるのかが問題になりますので、3級を引っさげて突っ込む場合には、その理論武装は必要になりますよね。
まとめ
ということで、簿記3級でも負い目を感じる事なく、履歴書には自身を持って記載していただいて、できれば経理担当を探している人よりは、全く違う職務の方がギャップ萌えじゃないですが、よく見えることがあります。
ということで、躊躇なく簿記3級は履歴書に書きましょう!また、これから受験の人は、頑張ってください。
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でも、簿記がそもそもどういうものかわからない人は、こちらをご覧ください。