【初心者必見】簿記3級の初心者がやった方が良い勉強方法とは

簿記3級 初心者 勉強方法

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簿記3級の勉強って、どうやるのが良いの?
ただやみくもにテキストを読んでも、問題を解いて行っても、合格にたどり着けないのでは。

簿記の勉強は、暗記中心の受験勉強とは違い、知識を入れながら、それを解答用紙に計算結果とともに記載することができないと、合格をすることができません。つまり、ただただテキストを読んで覚えたところで、点数を伸ばすことができず、正しい勉強方法を実施しないと、合格に繋がりません。

ですが、テキストや問題週はたくさんあるものの、どうやって勉強をすれば良いのかを記載しているものは少なく、最初につまづく人が多いようです。

目次

簿記3級の勉強方法とは

簿記3級を勉強するには、大きく分けて知識を習得する「インプット」の学習と、習得した知識をしっかり解答用紙に記入できるようにする「アウトプット」の学習があります。

例えば、2ヶ月の学習期間があるとすると、前半1ヶ月はインプットを行い、後半1ヶ月はアウトプットを行うことになります。

では、このインプットとアウトプットの勉強方法とは、どのようなものでしょうか?ここでは、スッキリわかる日商簿記3級を使ってご説明いたします。

簿記3級知識のインプット

テキストを読む

このスッキリわかる日商簿記3級は「テキスト」と「問題集」がセットになった教材で、書店などで販売されていて、もちろんアマゾンや楽天でも手に入れることができます。

この、スッキリわかる日商簿記3級の前半部分は簿記の基礎編から始まって、仕訳編、帳簿編、決算編となります。

まずは、大きく分けて「章」ごとにテキストを読みながら、理解を進めていきます。このときの注意点としては、言葉を覚えるというよりは、言葉の意味をまずは理解することを中心に進めていきます。それで、一つ一つの言葉の意味は、一旦理解したうえで忘れてもOKで、また問題を解きながらその理解を定着させていきます。

問題を解く

この、スッキリわかる日商簿記3級には、後半に「問題編」というのがあり、テキストでの章と同じ章の問題がありますので、1章のテキストを読んだあとに、1章の問題を解くということを行い、自分がテキストを読んだ部分の問題を解いていきます。

もちろん、問題で間違えたところは、前半のテキストに戻って確認をします。

このときに、「うっかりミス」は無いものとして考えてください。というのも、転記ミスや電卓ミスがあったとしても、それはそもそも根本的な理解ができていないために、使わない数字を転記してしまったりすることがあり、それを放置すると、必ず2度3度間違いを起こします。その都度「うっかりミス」で自分を納得させてしまい、間違いを繰り返してしまいます。

ここでの間違いの確認作業をしっかりするか、それとも雑にするかによって、1ヶ月後大きな差が生じてしまいます。

これを繰り返す

単純ですが、これをまずは繰り返し全ての章を完了させます。また、失敗してしまう人は、まずはテキストを全て読み込んで勉強をし、終わった時に問題を1から始めるという人がいます。

最後の決算編は、基礎編の内容をしっかり理解して、ある程度仕訳などが切れる人でないと問題を解いても無駄になってしまいますので、まずは章ごとにテキスト→問題集を繰り返して、知識を定着させていきます。
これが、インプットの作業になります。

簿記3級知識のアウトプット

問題を解く(個別問題・総合問題)

アウトプットでは、問題を中心の解いていき間違えたところや、詰まったところをテキストで再確認をするという作業になります。最初は、スッキリわかる日商簿記3級の問題を最初から解いていくというのが良いと思います。

問題は一度解いて合っていたから大丈夫だと思う

そう思う人でももう一度問題を解くと、実は理解ができていなかったことや、知識が曖昧なところが浮き彫りになってきます

間違えたところをテキストで確認し、解答解説にメモ

今度は間違えたところを、まずはテキストで確認をし、解答解説にメモ書きをしていきます。
スッキリわかる日商簿記3級だと、それほど問題量が多くないので早く終わってしまう人も出てくると思いますが、問題を解くことではなくて、理解できていなかったところを核にすることを中心に進めていきます。

これを繰り返していきます。

予想問題集を解く

スッキリわかる日商簿記3級の問題も解き終わった人は、新しい問題集に移ります。新しく買い揃えてほしい問題集は「予想問題集」となります。オススメはスッキリうかる予想問題集です。

ここからは本番を想定して、問題を解いていきます。とはいえ、本番想定だからといって特別なことをすることはなく、まずは問題を解いて、解答解説で確認し、間違えたところはテキストで確認して、解答解説にメモをすることを繰り返します。(つまり今までと同じ繰り返しです)

最初の1周めは60分の時間を測って問題を解くことはせず、時間がかかってもいいので最後まで解いてから確認をします。

それで2周めからは時間を測って、本番想定で解いていきます。

問題周を2周、3周と繰り返して解いていきますので、解答用紙はコピーをしておいたほうが良いと思います。それで2周めからは、解答解説で前回間違えたところが今回は合っているか、今回間違えたところは前回どうだったか。それを確認して、2度3度間違えてしまうところは、テキストの確認を行います。

2度め3度めは問題を覚えているから間違えないよ

そう思う人が大変多いですが、意外と間違えた箇所が違っていたりして前回なぜ正解が出たのかが分からないこともあり、よく確認するのが良いと思います。

予想問題集2周めからは時間計測を

予想問題集2周めからは、60分の時間を測って本番想定で問題を解きます。

また時間を測ると、思ったより時間が足りないことがわかると思いますが、焦って早く回答するより、例えば第1問→第3問→第2問を解いてみて、時間や点数の伸びを確認するのも良いと思います。

まとめ

勉強方法とはいえ、特別なことをしていなくてむしろシンプルにテキストと問題集を使い倒すのが簿記3級の勉強方法だと思います。少なくとも、テキストを読みっぱなしでも、問題集を解きっぱなしでも合格には近づきませんので、章ごとにしっかり理解を進めていくことから始めるのが良いと思います。
また、テキストや問題集は自分にあったものを使うのがベストだと思いますので、書店などで読みやすいものを選ぶのもOKだと思います。

とはいえ、TAC出版のスッキリシリーズは、視覚的に理解しやすい作りになっていて、更にテキストと問題集がセットになっているので、オススメです。

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この記事を書いた人

アラフィフで非経理のサラリーマンです。
私は高校の時に簿記を勉強してた時に、「簿記って面白い」と感じて、専門学校に進学し、簿記1級を合格。卒業後は一般企業に就職しますが、税理士の資格を最終的にとることができました。

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