簿記3級に受からない・合格しないと悩んでいる人にに実践して欲しい事

簿記3級 受からない

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簿記3級の検定試験を、何度も落ちてしまうと心折れますよね。

ましてや、3級の段階でつまづいてしまうと、先が思いやられることや、「落ちて恥ずかしい」「人に言えない」という人もいるのでは。

簿記3級って簡単な試験と思われがちですが、実は簿記の最も重要な「簿記の仕組みを理解しているか」を問われています。

しかも、ゆっくり解けばわかる問題も、時間制限がついているため問題文をしっかり読んで、問題を読み終わった時点で、仕訳がイメージできていないと、答えに繋がらない事が多いと思います。

だからこそ、簿記の基礎をしっかり身につけているかを問われていて、それを確認するための検定試験になり、簿記3級の合格は価値があると私は思います。

でも、価値があるとは言え、できれば、早く検定試験に受かりたいと思う人も多いのが事実。そこで、考えられる原因とその対応策についてご紹介していきたいと思います。

目次

簿記3級に受からない原因

ここでは、受からない原因をご説明していきますが、貴方はどれかに該当するでしょうか?

理解不足

最も多いのが理解不足だと思います。そもそも、その仕訳の意味が理解できていなくて、問題を解けないことが多いです。

例えば、貸借を逆に仕訳を切ってしまうことがたまにあると思いますが、仕訳を逆に切るということは、貸方と借方を両方同時に間違えているということになります。

例えば、現金の入出金が絡む問題だとすると、現金の増減と、反対勘定の増減を同時に間違えていることになります。つまり、2つ同時に間違えないと、貸借を間違えないので、勘定科目は問題文を読んでなんとなく理解できる場合でも、その貸借を間違えてしまうということは、そもそも、その勘定科目で何をしているかを理解していないことから生じると思います。

若干厳しい言い方になっていますが、科目ごとの意味を理解することが大事だと思います。それ以外にも、勘定科目の選択や金額のミスについては、多くは科目の理解が深まっていないということと言えます。

実践不足

ある程度理解している場合でも、いざ問題を解いていくと間違えてしまうということがあります。短い時間で正しい解答をしていかなければなりませんので、理解ができて時間をかければ正しい答えが出せるという場合でも、時間に制限があるため、理解していることを早く
アウトプットできないと時間がなくなってしまいます。理解をした上で、正しいアウトプットができるように、問題を多く解いていって、ある程度問題慣れをする必要があります。

うっかりミス?

この、「うっかりミス」で間違えを処理してしまうことが一番危ないと思います。

電卓の打ち間違いや電卓からの転記ミスは、簿記の検定試験では多く発生することがあります。時間がないから、焦って電卓を打ったり、金額の転記を急いでしたりすることで、ついついミスってしまうことも。

ただ、全てミスが原因なのでしょうか?実は理解が深まっていないため、問題文を読んで答えを出していると思っていても、なんとなく仕訳を切っていたり、それによって間違っていることもあります。

「うっかりミス」だと思っているミスも、本当のところを探って、その先に理解があって合格があるのかもしれません。

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受かるための方法

では、受かるためにはどうすれば良いのでしょうか?

ダルビッシュ選手は「練習は嘘をつかないって言葉があるけど、頭を使って練習しないと普通に嘘つくよ」と言っています。マジ名言ですよね。これは、簿記3級の勉強にも当てはまると思います。

ただただ、訓練のように問題を解いているだけで、結果の点数だけで、理解出来ていると思ったり、満足してしまったりしていると、実は理解が伴っていなかったり、たまたま覚えている形に当てはめただけで合っていたりで点数が貰えていることもあります。時間をとって練習問題をやっている場合には、同じぐらい時間を取って見直しをし、点数だけで満足しないのが良いと思います。そのためには、次の方法で解決していくのが良いと思います。

同じ問題を繰り返し解答する

まずは、しっかり理解をした上で、繰り返し解答する練習をします。簿記は、理系でも文系でもなく「体育だ」という人がいます。しっかり内容を理解して練習を重ねることによって、自分のものになると言われています。理解したつもりでも、解答が間違えている場合には、理解が伴っていないこともあります。

苦手項目をあぶり出す

何度も同じ問題を繰り返し解答することによって、間違えるところの傾向を把握することが出来ます。ですが、間違えたところって、問題を解き終わってしまうと忘れてしまいます。「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ってやつですよね。

そこで、私が受験勉強をしていたときに一番効果的な方法としては「練習問題の解答と解説ページに、何を間違えたかと、間違えた日付を赤で記入する」というのがオススメです。

つまり「間違えメモ」です。

同じ問題を2回3回こなしていって、いつ何で間違えたかを書いておくと、苦手なところが出てきます。

あやふやな理解を再確認

問題集の解答・解説欄に間違いの記載していき、2回間違えたら一度テキストを見返してみましょう。

また、貸借を逆に書いてしまった場合には、それが1回目であっても、「うっかりミス」の認定をせずに、貸借それぞれの勘定科目について、テキストを見直し、その使い方や資産・負債・資本・収益・費用の分類を再確認しましょう。

テキストを見直して、理解しているか、理解していることが間違えていないかを確認します。それを続けていくと、なぜ間違えたかがはっきりし、次は間違えにくくなってきます。

電卓、転記ミスは?

電卓・転記ミスも数多く発生しますが、本当に電卓ミスなのか、転記ミスなのかについても確認しなければなりませんので、電卓ミス・転記ミスも上記と同様に、解答・解説欄に間違えた理由と日付を書きましょう。

ゆっくり考えた場合に理解ができるということで、「あのときは電卓でミスっていた」と思っていても、何度も繰り返されるようだったら、本当のところを理解していない可能性があります。

まとめ

ちなみに、解答解説欄に「間違えメモ」を記入していたのは、税理士試験を受験してからで、受験は幾度と失敗を重ねましたが、このやり方をし始めてから、間違えが格段に減りました。つまり、この方法はシンプルですが、私が受験をしていた頃のノウハウで、実践に基づいたものとなります。

受験は「体育」と言われるように、頭で理解するだけでなく、アウトプット出来ないと点数に結びついてきませんし、なんとなくで点数が取れていたとしても、理解が伴っていないと、また間違えてしまいます。

しっかり理解する方法をとって、「頭を使って練習」をすれば、しっかり身についていくと思います。

簿記3級に受からないと思っているひとは、是非実践してみてください。

また、テキストで勉強を進めるのが辛い人には、完全無料学び放題の「CPAラーニング」をお勧めします。

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この記事を書いた人

アラフィフで非経理のサラリーマンです。
私は高校の時に簿記を勉強してた時に、「簿記って面白い」と感じて、専門学校に進学し、簿記1級を合格。卒業後は一般企業に就職しますが、税理士の資格を最終的にとることができました。

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