簿記3級の裏ワザ!知らないと損をする、誰でも簡単に仕訳を切る方法とは

簿記3級 裏ワザ

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簿記って、簡単って言うけど初めて勉強すると、知らないことが多いし、仕組みも理解できないし、意外と難しいよね。
そんなときに、簡単に点数を稼げる方法があったら、使ってみたいよね。

仕訳は、簿記の中で基礎で重要にもかかわらず、なんとなくで解答して間違えている人も多いと思います。

そうすると、「考えるよりも覚えた方が早い」としてしまいがちですが、簿記の仕組みからすると、仕分け一つ一つを覚えようとしても、なかなか覚えにくく、たとえ仕分けを覚えたとしても、少し問題を捻られると、間違いが連発してしまうことあります。

簿記学習の初期段階での暗記に頼る学習は、理解が進まなくて点数が伸びません。

なぜ間違いが連発するかというと、ズバリ「内容を理解していない」からです。

勘定科目や仕訳を暗記しても、問題をパターンで覚えたとしても、根本的な理解が出来ていないと、ちょっと捻られることによって、間違いを誘発してしまいます。

そういう人のために私が考えた、ある程度理解を進めながらも、簡単に答えを出すことが出来て、間違えを劇的に減らす簿記の裏ワザがあります。

それは、「現金先行仕訳法」です。
※現金先行仕訳法はTAKAオリジナルの方法で、一般的な名称ではありません。

その、現金先行仕訳法についてご説明していきます。

目次

現金先行仕訳法のご説明

【結論】
現金先行仕訳法では、まず現金もしくは現金等価物の勘定科目と金額を記載して、残りのスペースを問題文を読み取って勘定科目と金額を埋めていく方法です。

結論

現金先行仕訳法では、まず現金もしくは現金等価物の勘定科目と金額を記載して、残りのスペースを問題文を読み取って勘定科目と金額を埋めていく方法です。

例題でご説明すると

商品¥150,000 を販売し、代金のうち¥100,000 は商品券で受け取り、残額は現金で受け取った。

このような問題がありますよね。その時に、「商品¥150,000を販売」から解いていくと、間違えが起き易くなります。なぜなら、商品・販売といった仕入?売上?といった迷わす要素があるからです。怪しいところから解凍していくのではなく、まず一番間違えにくいところから解答していきます。

では、間違えにくいところってどこでしょうか?それが「現金」です。

①まず現金の科目と金額を記載する

 150,000ー100,000=50,000は現金で受け取った

仕訳
(現金)50,000

【解き方ポイント】

  • まず問題文より、現金の増減だけを抜き出して記入する

②問題文を読みながら、科目と金額を埋めていく。

 商品150,000を販売

仕訳
(現金)50,000(売上)150,000
(商品券)100,000

【解き方のポイント】

  • 売上の150,000等わかるところの金額と勘定科目から書いていく
  • 商品券など、最初のころは科目も適当でOKです。
  • 貸借の金額を必ず一致させる。

 

まずは、現金の増減についてしっかり見る。もちろん電卓を入れても良いです。それで、現金だけに注目すると、小学校2年ぐらいの問題に見えてきませんか?

問題文より、現金については、「いくら払ったか」とか「いくら受け取ったか」については、極めて簡単な問題になります。まずそこを見ます。

いくら受け取った・いくら払ったかがわかれば、まず最初に現金の勘定科目と、その金額を書いちゃいます。それを書いてしまうと、貸借は必ず一致するため、問題に見えている金額を、貸方借方にそれぞれ入れることができますよね。

それに勘定科目を「販売」ということから、売上とし、「商品券で受け取り」については、一旦商品券として記載しながらも、「そう言えば受取ってついていたっけ?」ということで、受取商品券を記載します。勘定科目については、正しい言い回しは、問題を解きながら覚えていくのは良いです。

これを商品の販売ということで、売上が増加ということで「貸方」という条件反射的に出るようになるには、慣れてこないと難しいです。また、商品券についても、「商品券という金券の受取がある」ということで資産とわかるまでは、慣れが必要です。そのような仕分けを切ることに慣れる前に、試験日が来ることもあると思いますので、まずは小学生でもわかる「現金の動き」だけに注目するのが、正解に近づく方法かと思います。

現金先行仕訳法

ちなみに、現金先行仕訳法は私が名付けましたが、簿記を勉強し始めたときから私がずっと使っている方法です。

簡単な仕訳については気にせず解いていきますが、ちょっとひねっている場合や、答えがすぐに出てこない仕訳については、まず現金に注目して、増加・減少を読み取って現金の勘定科目と金額を記載します。それにより、残りの勘定科目が、なんとなくこうでないかということが見えてきて、完璧に理解できていない場合でも、ある程度仕訳が切れるようになります。

なぜこの方法が有効か

そもそも、簿記は、「経営シミュレーションゲーム」なので、お金を使って商品を買って売ったりして、最終的に現金を増やしていくゲームになりますので、現金からスタートして最後は現金に戻ってきます。つまり、現金を使うことが多くなります。また小切手という言葉が出てきたら、当座預金に置き換える事によって答えやすくなります。

また、他の勘定科目も現金をベースにして理解していくと、貸借を間違えたり科目を間違えたりすることを減少させることが出来ます。

まとめ

この方法の一番大事なところは、現金については貸借や金額について、絶対に間違えないから、他の科目も自ずと導き出されることとなります。絶対というと、構えてしまうことが多いかもしれませんが、実際のところ、現金の増減については一番間違えにくいところだと思います。

そこをしっかりクリアしつつ、慣れてくれば頭から仕訳を切りながら解くこともできますが、少し難しくなってきても、まずは現金を探し出して、あとは金額と科目の組み合わせを探っていけば、正解に導いてくれることが多いです。

まずは、この方法を自分で確立させて、いろんな仕訳に応用していくのが良いかと思います。

とはいえ、よくわからない人も多いかと思います。あくまでこれは裏ワザなのですが、理解が伴っていなくて苦労している人も多いのは事実だと思います。みんながみんな、完璧に理解出来るのであれば、そもそも検定試験は必要ありません。

とはいえ、時間をかけてしっかり理解を進めていくことによって、合格に近づいていきます。そのための伴走には、通信講座を検討いただくのも方法だと思います。

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この記事を書いた人

アラフィフで非経理のサラリーマンです。
私は高校の時に簿記を勉強してた時に、「簿記って面白い」と感じて、専門学校に進学し、簿記1級を合格。卒業後は一般企業に就職しますが、税理士の資格を最終的にとることができました。

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