簿記3級って、半分以上の人が合格する試験だから、誰でも受かる簡単な試験だよね!そう言われて始めたものの、大した勉強をせずに、当然合格に必要なレベルに達することなく試験日に近づいています。
対して勉強をせず簿記3級の検定の日に近づいたり、検定直前になって、勉強が全然進んでいないことに気がつき「このままだと間に合わない」と焦ってしまい、試験前日や当日に、合格レベルに達しないことがわかり、「簿記3級なめてた・・・」になってしまう人がかなりの割合でいるのではと思います。
簿記3級をついつい「なめてしまう」理由と、不合格にならないための対策をご紹介したいと思います。
簿記3級をなめてた人の特徴3つ
ついつい、簿記3級って簡単ではと思い、なめてかかってしまいますよね。その理由を3つご紹介したいと思います。
入門だと思ってなめてた人
日商簿記検定では、上から1級、2級、3級と初級があります。初級はあまり実は知られていないくて2016年までは4級という名称でした。初級の受験者数は3級の10分の1にも満たない人数なので、知らなくてもしょうがないですよね。
そうすると、簿記1級は、エキスパート。簿記2級はノーマル、簿記3級はビギナーってイメージを持つ人が多いと思います。
それで、簿記3級を「入門」と勝手に位置づけてしまい「さすがに入門だと大丈夫でしょう」と多くの人が思い、なめてかかってしまうことで合格に必要なレベルに達せず不合格になってしまうのではと思います。
ですが、簿記を全く知らなかったひとが、簿記がわかるということは、0を1にするということで、実は一番難しいことだと思います。さらに、簿記のシステムが理解できなくて、しょうがないから覚えてなんとかしようとしても、貸借間違えて全然点数が伸びないとか、「思ったより難しい」となります。
高い合格率でなめてた人
「とはいっても合格率は50%ぐらいの回もあるから、大丈夫だと思うんだけど」
と、50%といっても、実受験者数ということで試験に出席した人数に対しての50%が合格するということで、少なくとも勉強をした人が受験会場に来ています。
こちらをご覧ください
申込をして試験に来なかった人は、全体の15%ぐらい平均的にいます。つまり、これから頑張って受験をしようと思ったけど、受験しても合格できる見込みがないと思い、試験会場に来ない人が15%もいます。
15%の試験会場に来ない人を「不合格者」とした場合に、合格率は30%まで下がります。
また、簿記3級の申込は、概ね試験日の1ヶ月少し前になりますので、それから始めても勉強時間は取れると思いますが、結果間に合わないというか、全然達しない人がかなりの割合でいるということになります。
暗記をすればいいと思ってなめてた人
では、皆がみんな苦労しているかというと、そうでもない場合があります。
簿記は、あまり知られていませんが、金額の増減と、貸借のイメージに実取引を重ね合わせることによって、簡単に理解することが出来ますが、多くの人はそれに気づかず、覚えることに必死になって間違えているように思います。
実際にものを売ったり買ったりのイメージと、貸借・資産負債資本・収益費用の増加減少のイメージがリンクすると、急に解けるようになったりしますが、それって、しっかり問題をたくさん解いて、ある日突然覚醒して解るようになるといったことに繋がります。
ですので、そのイメージがわかない人は、理解が進むまで時間がかかると感じています。
簿記3級に合格するための対策
では、どうすればいい?
とはいえ、簿記3級はしっかり時間をとって勉強をし、理解が進めば、決して難しすぎる問題はないと思います。
おおむね簿記3級が不合格になる人は、勉強時間不足による、必要な問題を解く量の不足だと思います。「気合で乗り切れ」ではなく、できる限りいろんな問題を解いて、間違えたらしっかり見直して、試験会場で「この問題は初めてみた」ということにしないことが、合格に近づく方法だと思います。
また、間違えた問題は自分の課題に繋がりますので、答えの欄に間違えた日付と間違えた箇所や間違えた理由などを記入しておきましょう。
練習問題は、1回解いて終わりということはありません。理解ししているつもりでも、2度3度やってみると間違えた箇所が動くことも多々あります。解凍方法がシンプルなので、たまたまあうこともあれば、必然の間違えもあります。
そうすると、同じ問題を何度も解くことによって、間違えやすい論点が見えてきて、テキストでの確認が簡単になり、苦手項目をクリアしていくことができます。
また、間違えたところを記載することによって、2回め3回目では間違えなかかった事により、成長を自分で感じながら勉強を進めることができます。それによって、少しでも自分のモチベーションを維持することもできます。
勉強方法については、以下のブログもご参考に
まとめ
簿記3級=簡単という先入観は捨てて、「自分は簿記という学問に初めて触れる」ということで、仕訳などの問題を一つ一つ確認しながら解いていくことが大事だと思います。
ということで、試験直前で「なめてた」と気づくのではなく、早い段階でテキストを見て、「しっかり勉強しないと合格しない」と気がつけば、大丈夫だと思います。
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