簿記3級って、簡単な試験って聞くから合格率も高いのじゃない?
簿記3級は、合格している人の方が多いのじゃないかな?
資格試験や検定試験の受験を検討する場合には、まずその試験の難易度がどうなっているかを調べる人が多いと思います。
難易度が高いと、やったところで受かるかな〜とか考えたりしますが、難易度が低いと、資格の価値あるかな〜ってどっちでも悩みは消えませんよね。
また、受験しなければならない人の場合には、どのくらい時間をかければいいのかとか、学校に通ったほうが良いのかなとか、色々考えることが多いですよね。
概ねこう感じる人が多いのでは
合格率が高い→資格として意味があるのか
合格率が低い→試験を乗り越えられるか
では、簿記3級の合格率はどの様になっているのでしょうか?
簿記3級の合格率は低い?
まずは、ネット試験が導入される前の合格率です
概ね40%〜50%で推移していました。
このあとにネット試験が導入されてから、どうなっているでしょうか?
2021年2月の試験は、ちょっとサービス問題だったかもしれませんが、これだけ見ると、同じ時期で40%の合格率を出しているネット試験のほうが簡単なのでは?と思う人もいそうです。
見た目は高い合格率の簿記3級
「とはいっても合格率は50%ぐらいの回もあるから、大丈夫だと思うんだけど」
と、50%といっても、実受験者数ということで試験に出席した人数に対しての50%が合格するということで、少なくとも勉強はした人が受験会場に来ています。
こちらをご覧ください
申込をして試験に来なかった人は、全体の15%ぐらい平均的にいます。つまり、これから頑張って受験をしようと思ったけど、受験しても合格できる見込みがないと思い、試験会場に来ない人が15%もいます。
また、簿記3級の申込は、概ね試験日の1ヶ月少し前になりますので、それから始めても必要な勉強時間は取れると思いますが、結果間に合わないというか、全然達しない人がかなりの割合でいるということになります。
そうすると、申込者のうち合格した人は第163回では30%で、合格率は30%と言っていいと思います。
ネットと統一試験ではネットが有利?
ですが、そうでもなさそうと思うのが私の見解ですが、理由としては次の通りです
ネット試験では、最短で2日後の予約を取れるようです。つまり、「受験しよう」とおもえば、明後日でも受験をすることが可能となります。(ただし統一試験の前後では施工休止期間が設けられていて、その期間は試験を受けることが出来ません)
一方、統一試験だと、年に3回の定められた試験日に合わせて必要な勉強を進めていきますが、ネット試験では、概ね目標の日程を立てるとしても、その時点で「無理だ」と思えば、試験を先延ばしすることも可能です。
つまり、受かるかわからない試験の場合には、わざわざ受ける必要はないと言えます。それにより、ある程度仕上がった状態で受験が可能になれば、自ずと合格率が上がると考えられ
ネット試験が有利なことも
ます。でも、ネットが有利ではと思うことも
簿記の試験では、スピードが大事です。
そうすると、その都度金額を鉛筆で記入するよりマウスで入力する場所を指定してテンキーで入力により、慣れてくれば早く入力することも可能だと思います。電卓とテンキーを左側において、右にはボールペンとマウスを使うことによって効率のいい回答をすることが可能になります
結果難易度としては
9ヶ月で24万人と増加傾向にあります。これでどういうことが言えるかというと、試験としては確実に難易度が上がっていて、受からない人が統一試験やネット試験で再試験を受けているのではと推測できます。
また、ネット試験の場合には、ほぼ合格ができるというレベルまで達した状態での受験が可能だと思いますが、それでも40%の合格率と半分の人も合格していないということを考えると、かなり難易度も上がっていると思います。
もし、テキストを使ってしっかり勉強したい人に、これはいかがでしょうか?
まとめ
簿記3級の合格率から見る、統一試験とネット試験の違いについて説明をさせていただきましたが、現在の試験に慣れていないので、統一試験での結果が悪いとも言えないと思います。
では、統一試験とネット試験とでどっちを選択するのが良いのでしょうか?理由としては、「能力を上げきったときに受験ができる」というメリットがあります。あやふやな状態での受験より、自分に納得ができるレベルで受験できたほうが、結果として合格する可能性も高くなると思います。
そうすると、試験勉強をダラダラ続けてしまう可能性もありますので、自分なりにしっかり目標の日を決めて、それに向けて必要な勉強を進めることが良いと思います。